松村清秀 スチールカメラマンとして活躍するだけでなく、自身がプロデュース・デザインを手掛けるシルバーアクセサリーブランド“Wild Strawberry”のオーナーでもあり、尚且つ俳優・アイドルのイメージDVDなどの企画・プロデュースも手掛けマルチな才能を発揮している。今回、「一生の?お願い」で監督・脚本・プロデュースを担当し映画界に鮮烈デビュー。


松村清秀第一回監督作品「一生の?お願い」が10月15日から東京・原宿で公開。初日の舞台挨拶(特別上映会)&キャストトークショーで、松村監督を直撃。

―まずは最初の上映会を終えてみてどうでした?

楽しかったことを思い出しますね。

―撮影スケジュールは相当時間がなくてタイトだったとのこと。

覚悟してやりました。いままで一緒にお仕事をして、非常に力を貸していただいた役者さん、事務所の方々、ヘアメイクさんなど、そういう人と一緒に仕事ができて、ハードでしたけど、本当に楽しくやらせていただいたのです。なので、楽しかった想い出だけです!

―初監督ということで、撮影途中のトラブルなどはありましたか?

やっぱ現場なので思ったとおりにいかなかったり、頭の中に描いていた絵と違ったりということはあるんですけど、そういうことは極力妥協しないで対処しました。まぁトラブルがなかったわけではないですけど、そういうことも全部ひっくるめて楽しかった。

―出演者のみなさんは現場の雰囲気がとてもよかったと口を揃えて言っています。

メイキングを見て深夜の3時に主演の松田君に「抱いてくれ」と言っていた自分がいたことに気づいて驚いた。気づかずにそんな言葉が出ていたんです。それぐらい感無量だったんですね。

―今後も映画を撮り続けたいですか?

はい。その予定です。日本の有名な監督の中には、同じ役者さんと何度か一緒に仕事をするという場合が多いですが、僕もそういう形でやっていけたらと思います。最初はまだ監督が足を引っ張って、役者やスタッフに助けてもらっているというのも正直あるので、徐々に一緒になって、早く落ち着いていいものになればなと思います。今回、もっとトラブルがあるかなと思っていた割にはそれほどなかったんですが、それは役者の人たちのポテンシャルの高さに助けられたんです。この映画の世界では、みなさん僕よりも先輩ですからね。18歳の女の子でも現場踏んでいる数では先輩ですから。
出演者は多数かつ豪華な顔ぶれでした。

―では監督の今後の目標は?

これ言うと苦笑されるんですけど、このメンバー(の何人か)でハリウッドに行きたいですね!ていうかハリウッド行きます!!今書いている脚本は、ロバートロドリゲスに負けないかんじで。


10/15ラフォーレ原宿ミュージアムにて舞台挨拶を終えた
出演者の方々にコメントをいただきました。

役が決まった時は戸惑って、どうしよう!?私できません!って感じでした。でも現場はすごく楽しかったし、周りの役者さんやスタッフに助けられて、なんとか自分なりに演じられたかな。撮影を終えてみて、精神的にも結構成長できたなって勝手に思っています。まだまだですけどね。作品は、見てただ楽しむだけではなく、感動もあるし目が離せないという印象です。私の中のイメージでは、監督=無口で怖い人だと思っていたんですが、実際に会ってみるとよくしゃべるしズバズバ言う人だった(笑)。いろんなことができて、すごい才能があるんだなと思いました。これからも監督にはお世話になりたいと思います。

  写真  

石井めぐる
(佐藤奈々子 役)
1987年5月28日東京都生まれ。天使のような笑顔を持つ正統派美少女。「南くんの恋人」ほか出演。2005年3月 2ndDVD「シスター」他多数


撮影は大変なスケジュールでしたが、キャストとスタッフが一丸となって、とにかく楽しかったですよ。演技はただただ一生懸命。僕は時間があると頭で考えすぎてしまう性質なので、今回時間がなかったことは逆に直感的な演技が引き出せたと思います。そういう部分が俳優として面白かった。監督は前からよく知っているので、今回が初映画といえ、この人ならきっちり現場を回せるだろうなと思っていました。映画監督って演出力だけじゃなく、全体をまとめたりとか、多角的な能力が求められるのですが、松村さんなら大丈夫だろうと思っていたし、予想通り現場で幾度ものトラブルを適切に回避していく姿を見て、うれしかったですね。

  写真  

松田悟志(広瀬圭介 役)
JUNONスーパー・ボーイ・コンテスト出場をきっかけに芸能界入り。「仮面ライダー龍騎」「恋は戦い!」「ひと夏のパパへ」「虹のかなた」「冬の輪舞」他多数。


宮下ともみ(石川千春 役)
朝から翌日の朝7時くらいまでという長い撮影があって(笑)。私の撮影は、車の上から落ちていくのをスローモーションでやったんですけど、それを男の人4人ぐらいに足を持たれて、さかさまになってゆっくり下ろされて上げられて・・・っていうもの。頭に血が上って大変でしたね。監督は表裏ない、すごくいい人。

 

萩野崇(航 役)
僕の役は、物事を何でもライトに捉えちゃうホスト。普通じゃありえないような性格なので、楽しんで演じることができました。監督とは古くからのお付き合いなんですが、いつも意表をついて面白いことをやってくれます。一年ぐらい前に映画を撮りたいと言い出したときは「また無理言ってるよこの人」と思ったけど、いろんなハードルをクリアしてホントにやり遂げちゃって。なにか得体の知れないパワーを持っていますね。


写真浮田久重
(木下綾 役)
今回私は死体メイクなので、肌とか気にしなくていいので、ある意味ラクチンでした(笑)。待ち時間は他の出演者さんとワイワイお話したり、お菓子食べたり、ちょっとしたパーティみたい。私のデビュー当時に監督の師匠に写真集を撮影してもらったことが原因なのか、監督が妙に私に対して低姿勢なんですよ(笑)。腰が低くてやさしくて、本当に癒し系の人です。

 

写真牧野由依
(有川椿 役)
すごく現場が楽しかったから、思わず吹き出しちゃいそうな場面で笑いを我慢するのに大変でした。今回私にとって初の映画出演だったのですが、台本にせりふが書いていない部分があって、その場で監督に確認したり、自分で考えたりしたのが新鮮な感覚でした。監督は優しくてやりやすかった。待ち時間に結構遊んでもらったりとか、気さくで楽しい人です。

 

写真あじゃ
(横田由美子 役)
現場では爆弾のようにしゃべりました〜!初めての映画だったので、最初はドラマと違ってシーンのつながりとかがわかんなくて、戸惑うことばかりだったけど、やり遂げると楽しい!映画も楽しい!これからは中身に深みのある役とか、自分の素のキャラをちょっとダークにしたような役を演じてみたいですね。今後もぜひ、よろしくお願いします。


一生の?お願い あらすじ  

同じ日の夜、同じ街で同時多発的に起きた事件・事故。その場にあるのはそれぞれの死体・・・。すべてが偶然に、突発的に、巻き込まれるかたちで死体を手にしてしまう。それぞれがそれぞれの考えで、死体を処分しようと考える。そして、偶然すべての当事者が同じ場所への廃棄を決める。死体を捨てるまでの道中で、死体がどんどん増えて行きさまざまな事実が判明する。彼らと死体には、とある共通点があった・・・。


現在の位置:ホーム / Edy NAVI / 2005年11月号 / interview 初監督作品「一生の?お願い」松村清秀